これから麻雀を始める人に向けて
この記事は、 はんドンクラブ Advent Calendar 2021 の8日目の記事です。
麻雀が、より身近になったように個人的には感じておりますが
興味はあるけどどうしたらいいかわからない、これから始めるのには
ハードルがあるなと思っている人に向けて
実際にやってもらうきっかけになればと思い、本記事を書きました。
目次
1.麻雀ってどういうゲーム?
人数は、3~4人で
最終的に、持っている点数で勝ち負けを決めるゲームです。
イメージとしては、トランプのポーカーに近いかと思います。
もっと簡単に言えば絵合わせゲームです。
2.基本とアガリについて
<ゲームの流れ>
①まずはじめに全員に13枚配られます
②一人ずつ1枚引いて1枚切る
この作業を、誰かがアガるか、山の枚数がなくなるまで繰り返します。
このサイクルを親(後述)が1周~2周するまで回して、最終的な点数を競います。
<アガリ方>
・3枚の組み合わせ(赤枠)を4組、通称メンツ
※下図のように3枚の組み合わせは、連続する数字の3枚と同じ牌を3枚どちらでもよい
・2枚の組み合わせ(青枠)を1組、通称アタマ(雀頭)
そろえることでアガリになります。
<牌の種類>
牌は各4枚ずつあり、大きな分類として以下の2種類あります。
・1~9までの数字を持つ牌(数牌)
・それ以外の牌(字牌)
ポイントとしては、アガリのための組み合わせを作ろうとした時に
数牌は、連続する数字の3枚と同じ牌を3枚どちらでも大丈夫ですが
字牌は、連続しないルールなので、同じ牌を3枚揃えるのみです。
3.知っておくとより楽しめること
これまで書いたことで実はもう麻雀はできちゃいます。
が、プラスで知っておくとより麻雀を楽しめる・勝ちやすくなる情報を書いてみます。
<点数を高くする方法>
・親番であがること
麻雀には親と子があり、赤丸の東になっている人が親になります。
親は、反時計回りに一人1~2回ずつやります。(※条件を満たすを連続でできます*3)
親の時にアガると、点数が1.5倍もらえます。
ただし、他の人がアガると1.5倍とられます。
・ドラと呼ばれる牌を集めること
ドラとは持っているだけで、点数になる牌のことです。
左上に表示されている牌が、ドラ表示牌と呼ばれるもので
ドラ表示牌の次の牌が、ドラになります。
数牌の場合は「1→2→3→4→5→6→7→8→9→1」
字牌の場合は「東→南→西→北→東」、「白(何も書いていない牌)→發→中→白」
図の場面であれば、4のピンズが表示されているので、5のピンズがドラになります。
また、赤ドラと呼ばれる、数牌の5が1枚ずつドラになるルールがあります。
・役を多く作ること
麻雀にはいろいろな役があり、何個も組み合わせることができます。
はじめは、この役を覚えることが大変になると思いますので、ここでは割愛します。
<ゲーム中にできること>
・鳴き(他の人の切った牌をもらうこと)
全員がアガリにむけて反時計回りに、山から引いて切るを繰り返していきますが
他の人の切った牌をもらって組み合わせを作ることができます。(アガリも可能)
鳴く場合は、山から引かず(③を除く)に1枚増えるので1枚切る必要があります。
メリットとしては、アガリに早く近づけることができますが
デメリットとして、鳴きをすると点数が下がってしまうことや
アガリのための役が無くなってしまいアガれなくなることがあります。
4.切る牌/残す牌の選び方
優先度は場合によって変わりますが、基本は仲間外れの牌を切って
アガりやすい形を作っていきます。
その中でどういう基準で切っているかというと、以下のように優先度をつけています。
<切る牌の選び方>
・1枚しか持っていない字牌
はじめに紹介しましたが、牌の枚数は各4枚ずつで、字牌は横に連続しないので
2~3枚同じ牌を揃えないと組み合わせができません。
全部の牌で136枚あるので、その中で2~3枚引くのは難しいからです。
・孤立している数字の牌は、1や9の端っこの牌
なぜ端っこの数字の牌かというと
9のピンズ(赤丸)を使った組み合わせを考えたときに
789か999の組み合わせの2種類になります。
今度は、6のソーズ(青丸)を使った組み合わせを考えると
456か567か678か666の組み合わせの4種類になります。
確率的に、真ん中の牌を残す方が揃えやすいことがわかりますね。
<残す牌の選び方>
これから紹介するアガりに近づく形を覚えることで
切る牌、残す牌の選び方を決めていきましょう。
たくさんありますが、ピックアップして紹介します。
・両面形
両面形と呼ばれる形(赤丸)は、隣り合うどちらを引いてもいいので
最大8枚残っている可能性があるので、揃えやすい形です。
他の13の形であれば2を、12の形であれば3を引くしか組み合わせにならないため
両面系に比べて4枚少なくなってしまいます。
・リャンカン形
5-7-9のように歯抜けになっている、リャンカン形と呼ばれる形(赤丸)は
一見5か9のどちらかを切ってみたくなりますが。
6か8を引くことで組み合わせができると考えてみると、実は両面形と同じ8枚
有効な牌が残っている形なので、先に切って形を決めてしまうよりも
残しておいた方が、後から切ってしまった牌の隣を引くロスをなくすことができます
・中ぶくれ形
連続する牌の真ん中が2枚になっている、中ぶくれ形と呼ばれる形(赤丸)は
一見真ん中の3を切って、234の形にしてみたくなりますが
これは、23と34に分けることで、23側は1か4どちらかで1つ
34側は2か5のどちらかで1つと、合わせて2つ組み合わせを作ることができる形なので
他に揃いそうな形がない場合は、中ぶくれになっている牌は切らないほうが得です。
5.あたま🍆でもわかる実践編
文章だけだとわかりづらいと思うので、実践を見てみましょう。
今回は、どうやって牌を選んでいくとよりアガリやすくなるかを重視して
初心者の方の実践の切り方を見ながら、解説していきます。
<これまでのおさらい>
まずは、1枚しか持っていない牌を切ることができていて問題なさそうです。
次に切る牌は、どれが一番効率がよさそうでしょうか。
そうですね、孤立している牌、1と4の萬子がありますが
端っこの組み合わせを作りづらい、1の萬子を切ることです。
ところが、この時何かひらめいたのでしょう、9のピンズを切りました。
その結果は、早速現れることになりました。
8のピンズを引いて組み合わせを逃してしまい、結局他の人のアガリとなりました。
<中途半端に2個の組み合わせができた場合>
図のように2個の組み合わせが複数できて
手がなかなかアガリに向かわないことがよくあります。
こういう時は、2個の組み合わせでも真ん中の方の牌を1枚切ってみるのがおススメです
理由としては、2枚同じ牌を持っているときには山には残り2枚しかないですが
例えば、7のソーズを1枚切って組み合わせを作ろうとすると
567、678、789の3通りの組み合わせがあり、なんと残り4枚、4枚、4枚で
同じ牌を引くまで待つよりも、確率的にアガリに近づきやすくなります。
実践は、他の牌を切ったことによってロスしてしまうことになりました。
<最後にできる組み合わせをイメージしよう!>
これは、おそらく切る牌を迷ったであろう場面です。
慣れてくると、下のような手牌のときは、色を付けたように組み合わせができそうだな
と思いながら切る牌を考えています。
②はもうできている組み合わせ、⑤はアタマで
①は、2の萬子を引けば123の、4の萬子を引けば345の組み合わせになります。
③は、4か7のピンズが、④は、5のソーズを引けば組み合わせを作れます。
そうすると、2のピンズか8のピンズがいらなそうですよね。
実践は、6のソーズを切って
後から5のソーズを引いてしまったので、1つ組み合わせを損してしまいました。
これまで説明していませんでしたが、自分が一度切った牌がアガリ牌になる場合
フリテンと呼ばれるルールによって、自分で引かない限りアガることが
できなくなりますので注意しましょう。
6.最後に
今回は、麻雀で詰まりやすい役の説明をあえてせずに
麻雀を紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか
絵合わせするだけの簡単なゲームなんだよ、ということを感じてもらって
麻雀やってみようと思っていただけたなら幸いです。
もちろん、麻雀をやってみるにあたって役を作る楽しさも
ぜひ味わってほしいです。